相手が変わるのを期待しない
何か自分の価値観や行動を変えようとする時、相手が変わってくれるのを期待してしまうことがあります。
彼がこうしてくれたら、私もそうしようとか。私が変わろうとしてるんだから、相手も変わって欲しいとか。
でも、相手は自分じゃないのです。変えられるのは自分だけ。自分が変わることで相手が変わるということは多々あります。が、相手が変わることを期待して自分を変えようとすると、残念ながらなかなか相手は変わらない、という現象が起きます。
鬼の形相で「私変わるから。だからあなたも変わってよね!!」みたいに迫られても、変わる気になりませんよね。実際にそのようなセリフを言わなくても、エネルギーは伝わるんですよね、不思議なことに。そうすると、その責められてるような感覚になり、余計に身構えてしまうのです。
逆に、相手に何の期待もせず、ただ自分が変わりたいから変わる、という選択をした場合、相手は何のプレッシャーも感じないまま突然あなたが変わるから、力を抜いたままふっと変わることがあるのです。
だから、パートナーシップや親子関係など人間関係において、自分が変わりたいと思った時は、相手がどうしようと関係なく自分はこれからはこうする、という感じで、自分だけに注力していくことが基本だと思います。