流産・不妊症・不育症 でも愛し愛されて生きていく ココロとカラダのつくりかた♡

ベビ待ちは本来楽しいもの。そして子供を授かっても授からなくても、愛し愛される人生を生きていいの。楽しく美しく愛されて生きるココロとカラダのつくりかた。

こんな人が居るのか、と思わせてもらえた人

今週のお題「印象に残っている新人」


忘れられない新人。

アメリカ系コンサル会社に勤めていた頃、新しいマネジャーが入社してきた、日系アメリカ人の男性。

入社時の彼の年俸は、飛び抜けて高かった。彼はとてもバランスのとれた人物で、もちろん仕事は抜群に出来たけど、それだけでなく、人当たりがとても良く、部下への気遣いが上手く、リーダーシップはもちろん有り、それでいて、キッチリ経営陣に意見を述べる人だった。上司に対しても部下に対しても、仕事の評価をしても、人柄を批判しない人。

常に余裕があり、多くのプロジェクトを抱えていたはずだが、基本常にスタッフの出入りはウェルカムで相談にも乗る。朝は早めに出社するが、夜遅くまで残ることは少ない。

こんな完璧な人間がいるのか、と、それまでの上司像を根底から覆された。


彼が他のマネジャー達と異なっていた1番大きな点は、余裕、ではなかったかと思う。もちろん人間なのだから、感情が揺れることもあるはずで、焦ったりイライラしたりしたはずなのだ。だが、彼は自分の感情や自分の中の揺れを、上手く消化する術を知っていたのではないかと思う。昔流行った(?)アンガーコントロールみたいなものではなく、もっと深いところで。


私は彼に出会って、穏やかに在ることと、仕事が出来ることは両立するのだと、人間はこういう在り方が可能なのだと教えてもらった。


私は彼ではないので彼のようにはなれないし、なる必要もないけど、私の存在そのものとして、穏やかに優しく居られるようになりたいし、その上で誰かの役にたつのなら、ものすごく幸せなのではないかと思う。